校庭のヒョウタン「食べる?」 児童嘔吐、教諭懲戒免職

校庭のヒョウタン「食べる?」 児童嘔吐、教諭懲戒免職
朝日新聞デジタル 2013年11月14日(木)18時56分配信

 食用でないヒョウタンを児童28人に食べさせ、うち17人が嘔吐(おうと)するなど体調不良になったとして、大阪府教委は14日、茨木市立小学校の男性教諭(63)を同日付で懲戒免職にした、と発表した。

 府教委によると、男性教諭は7月2日午前、4年生の理科の授業中、校庭で観察用に育ててきたヒョウタンに毒性があるか確認しないまま、「食べたい人」と尋ね、24人に食べさせた。気持ち悪くなった児童がいると報告を受けた校長が食べさせないよう指導したが、午後の授業でも4人に食べさせた。

 その結果、児童3人が病院で受診し、1人が脱水症状で点滴を受けた。府教委は「児童の安全に関わる問題で、校長の職務命令にも反しており悪質」と判断。教諭は「人数を減らせば大丈夫だろうと思った。安易に食べさせ、申し訳なかった」と話しているという。

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